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久しぶりに有給を取りました。
午前中は少しゆっくり休んで日頃の睡眠不足を補ったので胃の調子も回復。
午後は恩師と待ち合わせをしてお出かけしてきました。
誘われて出掛けた先は東京都美術館。
アーツアンドクラフト展。
恩師はお仕事目線で、私は過去の記憶を手繰り寄せて曖昧になっていた部分を埋めて
新たな情報も仕入れ(たつもり・笑)、お勉強。
そりゃもう必死っすよ
恩師を横に見る展覧会ですもの、確実に感想聞かれるわけですし、
数ある展覧会の中からこれを選んで誘ってくれたって事は
建築をやってるなら「吸収しとけよ」って事だもの
案の定、見終わって「どうでしたか?」って聞かれまして
汗をかきかき答えましたわよ(笑)。
その感想に同意して(ほっ)更に多くの解説を付けてくれて
毎度のことですが、この方のお話はホントお勉強になります。
(ちゃんと身になるかどうかはまた別のお話・笑)
その後、博物館に行く予定を変更して、
『建築家なら一度くらいは見ておきなさい』と(「家」なんて付く程の器じゃないのですが)
みぞおちパンチ的お言葉を頂いて(滝汗)
旧岩崎邸に連れて行ってもらいました。
いやぁ、存在は知っていたんですよもちろん。
恩:はい、設計は誰?
私:…えっと…えっと…イ…イギリス人…
恩:(笑)そうだけど。名前は?
私:…(涙)
恩:ジョサイア・コンドルね。
私:はい…
恩:東大工学部建築学科の前身の教授。
私:はい…
恩:東京駅の設計は?
私:…あ…あの…たったっ辰野…金吾?
恩:はい正解。その人はコンドルの弟子ね。
私:はい…
ってな具合に、抜き打ちテストですか?みたいな会話(になってないな・苦笑)で到着。
着いてからはコンドルの設計の特徴やその歴史的背景まで説明してもらいながら見学。
とっても綺麗な建物でお庭もステキで、また来たい所です。
その後新宿に移動したところで
恩:新宿西口の地下広場とか(指差しながら)あの車路は誰?
私:えーえー…あっ、坂倉準三!
恩:そう。彼は誰の弟子?
私:えと…コルビュジェ。
恩:うん。ほら、そう思って見るとさ、あのラインとか「いかにも」でしょ。
私:おぉ~ここをそんなふうに見たこと無かった・・・。
お食事をしながらは、つい先日恩師が行っていたウィーンでのお仕事のお話を
写真を見ながら聞かせてもらいました。
ウィーンは私も過去に行った事があるので、何だか懐かしかったですよ。
そうそう。
「昔私が行った時は郵便貯金局がお休みで見れなくて残念だったんです」と
以前話していた事を覚えていてくれて、
内部の写真をたくさん撮って来たんだ、と見せてくれました
(内部が見れないと意味がないんだよぉ~この建物)
あと、私が見た時は抗議活動に使われていて真っ赤だった分離派館(ゼセッション館)は
本来の白色でしたけれど、巨大な男爵的髭が付けられていて(笑)
いつもいじられている相変わらず可哀想な分離派館でした。
すっかり校外学習的お出かけになりましたが、
凄く有意義な時間を過ごせました。
次回、展覧会をご一緒出来る時は
恩師の生音声ガイドで回ってくれるそうなので、とっても楽しみです