CHIKAKONの毎日と、それを彩るみゅ~じっく♪
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タイトルは、なんとなく気になって録ったNHKの特集(去年のハイビジョン特集らしい)。
昨日深夜に見たのですが、意外に面白かったです。
10年前、とある画家の呼び掛けで行われた企画、「心に残したい東京の今を描いてみませんか?」というテーマで描かれて送られてきた500枚以上の絵の作者に、「10年経った今を描いてみませんか?」と呼び掛け、また集まった絵を元に作られたドキュメント番組。
10年前の東京って、何気に私も知ってるのか…なんて思いながら見ていたのですが、もう元がなんだったかなんて思い出せない所もあったりするのよねぇ。自分が今住んでる街ですら、駅前がどんなだったかなんて忘れちゃってるもんね
東京に出て来た年にビックサイト周辺が次々に出来てきて、髙島屋タイムズスクエアが出来て、国際フォーラムもこの頃だわね。でっかいのがホイホイ出来ちゃて、なんだかすんごい街だな~と思いつつも、夏と冬に実家に戻ると変わらない景色にほっとしたりもしてました。(ま、今でも何も変わらないんですが・笑)
で。
その東京画に書かれているのはやっぱり、「長年住んだ古い街並みの向こうにニョキニョキと生えてくる超高層」ってのが多い。私たちみたいなにわか東京人は、ふらっとやって来ていつの間にか消えて行くんだろうから、激変も結局は他人事でクチぽかーんと開けて「すげー」で終わっちゃうんだけど、昔からそこに住んでいる方たちがこの変化を受け入れていくのは、本当に大変なことだろうと・・・。
きっとそうだろうと思っているんだけれど、出来た絵を見ると何だか印象が違うんですよね。
別にそんなナレーションが付いていた訳ではないし、描いたご本人達がそう言っていたのでもないんだけれど、後ろに描かれたタワーマンションなんかより、自分が住むモルタルの長屋や、古い木造の2階建ての方が圧倒的にどっしりと、力強くその土地に根付いているぞ、ってオーラを発しながら建っていて、なんとも頼もしい姿だったのです。SRC造のマンションに比べたら、戦後すぐに造られた吹けば飛ぶような長屋ですよ。なのにずっとずっと頑丈そうな印象を受けたのです。「俺はここに生きている」って言ってる。そして古かろうが小さかろうが三代住んで江戸っ子、みたいな父ちゃんたちがいるトコは、建物が人を守って、人が建物を守って、持ちつ持たれつなそんなのが暖かいなぁ・・・って。
今の東京では、マンションが終の棲家になる方も少なくないと思うけれど、(賃貸を含めて)とりあえず…で住んでいる方も多いだろうし、建てる側も「この地区に人気がある内に建てちゃえ」と始まることも多いと思うんですよ(とうに不動産系は全然だめだけど)。そのとりあえず感とか、流行りモノ感が、重厚なハズの建物を、ふわぁぁ~っとした印象にさせてるのかしら…。
人の住む建物、人の住む街を造ること、守っていくことって難しい事だね・・・なんて考えて、厄介な職業を選んだものだ、と思ったのでした(苦笑)。
昨日深夜に見たのですが、意外に面白かったです。
10年前、とある画家の呼び掛けで行われた企画、「心に残したい東京の今を描いてみませんか?」というテーマで描かれて送られてきた500枚以上の絵の作者に、「10年経った今を描いてみませんか?」と呼び掛け、また集まった絵を元に作られたドキュメント番組。
10年前の東京って、何気に私も知ってるのか…なんて思いながら見ていたのですが、もう元がなんだったかなんて思い出せない所もあったりするのよねぇ。自分が今住んでる街ですら、駅前がどんなだったかなんて忘れちゃってるもんね

東京に出て来た年にビックサイト周辺が次々に出来てきて、髙島屋タイムズスクエアが出来て、国際フォーラムもこの頃だわね。でっかいのがホイホイ出来ちゃて、なんだかすんごい街だな~と思いつつも、夏と冬に実家に戻ると変わらない景色にほっとしたりもしてました。(ま、今でも何も変わらないんですが・笑)
で。
その東京画に書かれているのはやっぱり、「長年住んだ古い街並みの向こうにニョキニョキと生えてくる超高層」ってのが多い。私たちみたいなにわか東京人は、ふらっとやって来ていつの間にか消えて行くんだろうから、激変も結局は他人事でクチぽかーんと開けて「すげー」で終わっちゃうんだけど、昔からそこに住んでいる方たちがこの変化を受け入れていくのは、本当に大変なことだろうと・・・。
きっとそうだろうと思っているんだけれど、出来た絵を見ると何だか印象が違うんですよね。
別にそんなナレーションが付いていた訳ではないし、描いたご本人達がそう言っていたのでもないんだけれど、後ろに描かれたタワーマンションなんかより、自分が住むモルタルの長屋や、古い木造の2階建ての方が圧倒的にどっしりと、力強くその土地に根付いているぞ、ってオーラを発しながら建っていて、なんとも頼もしい姿だったのです。SRC造のマンションに比べたら、戦後すぐに造られた吹けば飛ぶような長屋ですよ。なのにずっとずっと頑丈そうな印象を受けたのです。「俺はここに生きている」って言ってる。そして古かろうが小さかろうが三代住んで江戸っ子、みたいな父ちゃんたちがいるトコは、建物が人を守って、人が建物を守って、持ちつ持たれつなそんなのが暖かいなぁ・・・って。
今の東京では、マンションが終の棲家になる方も少なくないと思うけれど、(賃貸を含めて)とりあえず…で住んでいる方も多いだろうし、建てる側も「この地区に人気がある内に建てちゃえ」と始まることも多いと思うんですよ(とうに不動産系は全然だめだけど)。そのとりあえず感とか、流行りモノ感が、重厚なハズの建物を、ふわぁぁ~っとした印象にさせてるのかしら…。
人の住む建物、人の住む街を造ること、守っていくことって難しい事だね・・・なんて考えて、厄介な職業を選んだものだ、と思ったのでした(苦笑)。
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