CHIKAKONの毎日と、それを彩るみゅ~じっく♪
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木枯らし一号が吹いたらしい東京。
そういえば、朝から外でバタンバタンと何かがあおられる音がしていたわ。
よく晴れた今日、たくさんお洗濯をしてからお出かけ。

すっかり好きになってしまった琳派の作品をぎゅーっと集めた大琳派展。
前回国立博物館に来た時、日本美術「対決」で出てきた作品も何点もあったのですが、今回の目的は「風神雷神図屏風」。日本美術対決の時に時期を逃して見られなかった物のうちの一つだったのです。で、今回のこの展示には4つの風神雷神図が展示されていて、全期間展示のものと、入れ替えのものとがありまして。これが全部そろった時に見に行こう、と決めていたので今日になったのです。
どうしても見たかったのが、宗達が描いた風神雷神図屏風。原点となったものを見てこそ、と思っていたのでやっと念願がかなったよー。(↑写真のは光琳のものね)
まずは一つずつじっくり(と言っても、予想通りの激混みでなかなか思った距離間では見ることができないのですが
)観て回り、最後に室の3面を使って展示された屏風全部を見渡せる位置に立ち、それぞれを見比べる。そんな具合に見ていると、当時の時代背景や作者の影響を受けたものがその画風に表れているのが少し分かったりして、なかなか面白い。
で、4つの中で私の好みは元祖宗達のと、鈴木其一の8面襖。わざと全部が収まらない様に描いた宗達とは違って、屏風にきっちり収めて書き上げた光琳と抱一のものは、屏風自体が大きいものの躍動感はあまり感じず、その色合いからもアニメっぽく平面的な印象。其一のは襖8面目いっぱいに広げて描きあげていて、二神の浮遊感もあるし、風神の周りには風がちゃんと吹いている。私はこの勢いが好きだ。
でも。
光琳と抱一の作品でおーっと思ったのは、今は別々の作品とされているが元々は裏表一つの作品だったという、風神雷神図屏風と夏秋草図。光琳の風神雷神が起こした風と雨が、屏風の裏側の抱一が描いた草花を揺らし、川を作っている。なんて素敵なオマージュなんでしょうね。とても素敵な作品でした。
デザイン誌として成り立っていた「光琳百図」や、それを元にしてできた後の数々の作品も、ちゃんと琳派で、受け継がれていってるんだなぁ…なんて感動したりして。建築でもさ、デ・ステイルも、モダニズムも、ポストモダンも、メタボリズムも、今トップを走る人たちに大きな影響を与えて継承されて昇華されて、また次の世代がそれに影響されて・・・同じ様に受け継がれていくんだね。そんなところに思いが至って、再来年の某企画展の前に見られて良かったわ。
そんなことを思いながら見ていた横で、お母さんと娘二人(小学校低学年と思われる)が、
角皿や硯箱を見ながら
『またこの絵だねー。琳派は代々撫子花フェチよねぇ。』
って娘に話していて思わず吹き出してしまった私( ̄▽ ̄ゞ
おかーさん、フェチって…(笑)

ミュージアムショップを覗いたら、展示の中でかわいくて気に入った着物のデザイン画の一つであった「千鳥」
の絵がスタンプになっていました。
がーこなちかこんとしては、これは外せません(笑)。しっかり手に入れてきましたよ
あー、せっかく上野にいたのに今日は菌たちまでは届かなかったなー。
そういえば、朝から外でバタンバタンと何かがあおられる音がしていたわ。
よく晴れた今日、たくさんお洗濯をしてからお出かけ。
すっかり好きになってしまった琳派の作品をぎゅーっと集めた大琳派展。
前回国立博物館に来た時、日本美術「対決」で出てきた作品も何点もあったのですが、今回の目的は「風神雷神図屏風」。日本美術対決の時に時期を逃して見られなかった物のうちの一つだったのです。で、今回のこの展示には4つの風神雷神図が展示されていて、全期間展示のものと、入れ替えのものとがありまして。これが全部そろった時に見に行こう、と決めていたので今日になったのです。
どうしても見たかったのが、宗達が描いた風神雷神図屏風。原点となったものを見てこそ、と思っていたのでやっと念願がかなったよー。(↑写真のは光琳のものね)
まずは一つずつじっくり(と言っても、予想通りの激混みでなかなか思った距離間では見ることができないのですが

で、4つの中で私の好みは元祖宗達のと、鈴木其一の8面襖。わざと全部が収まらない様に描いた宗達とは違って、屏風にきっちり収めて書き上げた光琳と抱一のものは、屏風自体が大きいものの躍動感はあまり感じず、その色合いからもアニメっぽく平面的な印象。其一のは襖8面目いっぱいに広げて描きあげていて、二神の浮遊感もあるし、風神の周りには風がちゃんと吹いている。私はこの勢いが好きだ。
でも。
光琳と抱一の作品でおーっと思ったのは、今は別々の作品とされているが元々は裏表一つの作品だったという、風神雷神図屏風と夏秋草図。光琳の風神雷神が起こした風と雨が、屏風の裏側の抱一が描いた草花を揺らし、川を作っている。なんて素敵なオマージュなんでしょうね。とても素敵な作品でした。
デザイン誌として成り立っていた「光琳百図」や、それを元にしてできた後の数々の作品も、ちゃんと琳派で、受け継がれていってるんだなぁ…なんて感動したりして。建築でもさ、デ・ステイルも、モダニズムも、ポストモダンも、メタボリズムも、今トップを走る人たちに大きな影響を与えて継承されて昇華されて、また次の世代がそれに影響されて・・・同じ様に受け継がれていくんだね。そんなところに思いが至って、再来年の某企画展の前に見られて良かったわ。
そんなことを思いながら見ていた横で、お母さんと娘二人(小学校低学年と思われる)が、
角皿や硯箱を見ながら
『またこの絵だねー。琳派は代々撫子花フェチよねぇ。』
って娘に話していて思わず吹き出してしまった私( ̄▽ ̄ゞ
おかーさん、フェチって…(笑)
ミュージアムショップを覗いたら、展示の中でかわいくて気に入った着物のデザイン画の一つであった「千鳥」

がーこなちかこんとしては、これは外せません(笑)。しっかり手に入れてきましたよ

あー、せっかく上野にいたのに今日は菌たちまでは届かなかったなー。
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