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アネット・メサジェ「聖と俗の使者たち」@森美術館
7月に恩師に招待券をもらっていて、いつ行こうかなぁと思っていたのですが、
今日のの予定が来月に移動して時間が出来たので
いつもよりも少し早めの時間に出かけました。
普段は夕方に着いて見ているうちに夜、
なんてのが多いのですが今日はまだお昼。
いつも土日は殺人的に混んでいる森美術館。
空いているところなんて、まず見たことが無いのですが、
今日は想像よりも人が少ない
やっぱり夜景狙ってくる人が多いんだわよねぇ~。
でも展示をのんびり見るならこの時間ですね。
私が帰る頃(16時半過ぎ)には、3階の受付カウンターも
そこに至る通路となるミュージアムコーンも、
もの凄い行列が出来ていましたけどね
さて。
現代美術なんてまるで勉強したことが無いので
何をどう見るべきなのか、なんてことは残念ながらさーーーっぱり分からないので
食わず嫌いをしていたジャンルですが
メサジェのは意外と入り込みやすい作品だなぁ、という印象でした。
彼女の作品は↑のリンクから入ってもらうと分かるのですが、
ぬいぐるみを使ったのや、毛糸のセーターや帽子を
剥製に着せたものが多いのですが、
人、特に女性の持つ可愛らしさや優しさの
その裏側にある残酷さが形になって現れていて、
展示を見ながら怖さや、静かだけれど大きなエネルギー、
不安になるほどの危うさ、そんな感じがずっとしていて
見ている間中心拍数が上がったままでした。
動く展示がいくつかあるのですが、
その滑車のキュイキュイキュイと鳴るのが
怖さを助長しているのが印象的でした。
展示の一番最後に、メイキングVTRが流れている部屋がありましたが、
この手の展示は私が普段行くような古美術や建築展と違って
部屋全体が作品になっているのですから、その都度作家さんが現地を訪れて
自分で展示をするんですね。もちろん、展示の流れや見せ方なんかはもっと
遥か前から打ち合わせをしているわけですが、
壁に直接書いたり、最終的なレイアウトをチェックするのはほとんどが作家本人。
先日の日本美術の時も思ったことは、他の展示にも共通するんだってことに
今頃気が付いたりして。
毛嫌いしていた現代美術だって、
ナマモノであることには何の変わりも無いんですねー。
この企画展、子供たちの方が上手に楽しんでいる印象でした。
ま、ぬいぐるみに反応しているだけなワケだけれども、
近くにいた子供の声を聞いたりすると、
「わー、君にはそんなふうに見えているのかぁ~、新鮮。」
と思うことが多くて、そんなところも楽しかったですね。
こういう子供たちを見ると、
観せるお仕事ってのもステキな仕事だわね、って思います。
本日の東京。
やっぱり東京タワーって鳥居っぽくて日本的で好き。
そういえば、昨日の深夜、もう寝ようと思っていた頃に
テレビに映る小曽根さんとSALTを発見。
途中からですが、慌てて録画。
英語を話すSALTを初めて見ましたよー。新鮮でした(笑)