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雨です。梅雨ですものね。

昨日は気分転換したくて髪を切りました。
本当は久しぶりに伸ばす予定だったんだけど、ずくが無いもんで(笑)またバッサリいっちゃいましたよ。気分はスッキリしたので、目的は達成されましたけどもね。


で、今日。
以前、薬師寺展とはしごしようと思っていたのに行き損ねた展覧会。
もう今日しか行ける日がないので行ってきました。

駅からテクテクと向うは東京芸大。SALTの母校ですねー。でも用があるのは音楽棟側じゃなくて美術棟の方。芸大キャンパス内の美術館です。芸大に来るのも、もう10年振りくらいかなぁ。ここの建築の某研究室にちょこっと遊びに行かせてもらっていた事があって、芸大独特の空気に圧倒された覚えがあります。そして何より、廊下ですれ違ったしかめっ面の日比野克彦にびびった覚えが…(笑)。
そんな事を思い出しながら美術館に到着。

さて。今回のバウハウス展。
BAUHAUS.JPG建築や工業デザインなんかをやっている方、好きな方は知ってると思いますが、ドイツにたった14年しか存在しなかった美術・建築の総合学校のことです。美術に関しては、工芸品、絵画、舞台、写真などとその幅はとても広いです。日本人も何人かここに留学をしていて(当時の芸大の学生だそうだ)、そのデザインの手法を日本に持ち帰っています。
ナチスによって閉校されるまで14年間という短い間に生み出した手法や思想は、今の建築やいろんなデザインに大きな影響を与えていて、90年経った今も世界中で支持されているのです。

で、まぁ今回この展示を見てなんとなぁく思ったこと。
ナチスに圧力をかけられなかったとしても、ここに集った講師や学生や作品たちのエネルギーがあまりにも強すぎて、結局は短命な学校になっていたかもしれないな、と。

それと、ミースが校長になってアメリカに亡命してこの思想を残そうとした後のデザインは、もうバウハウスのものとは別の路線を歩き出していたんじゃないのかな、という事。写真のポスターにある有名なこの校舎で学べていたその時期だけが、バウハウスが本当にバウハウスであった時代なんだろうな、と。作品を見ているとそんな気がします。

と言うかむしろ、どんな作品よりも、初代校長グロピウスが設計したこの校舎こそが、バウハウスのデザインの最高峰だと感じるんですもの。「全てのデザインは建築に収束する」と言う思想がそのまま形になっているのがこの校舎で(そしてもっと凝縮されているのが、ここの校長室のデザインで)、これができた時点で本当は完成してしまったモノだったのかも…なんて思うのですよねぇ。

そんなコトを感じる展示でした。

それと。
入ってからやっぱり借りたらよかったなぁ…と思った音声ガイダンス。
だってー、谷原章介くんだったんですもの(*/∇\*) でも、声に聞き惚れちゃって作品をちゃんと見るかどうかは分かんなかったけどねぇ( ̄∇ ̄*)ゞ

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