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さむーい。雨です。オコタがしまえません。
そんな中、関内に集合したダンナくん&まっぴ&私。ダンナくんが見つけてくれた水餃子のお店で早めの夕食。最近、ライブには来ないのにご飯やお茶は一緒するまっぴによく遭遇します(笑)。SALTよか安いよ?などと誘惑してみたのですが、まっぴの王子には敵わず誘惑失敗 まっぴに会った本来の目的、コシヒカリの配給をして駅前で別れて、ダンナくんと2人STORMY MONDAYに向いました。
神保さんのワンマンオーケストラ。ドラムにセンサーを組み込んであって、いろんな音、時には人の声なんかも出るようにしてあって、ギターもベースもスクラッチも羊のめぇ~って鳴き声も「がちょーん」も(笑)一人でなんでもやっちゃうぞ、な音はいっぱいだけど演奏者一人ぼっちライブです。
お店に入るといきなり白のラメ入りドラムセットがズドーンと置いてあって、その近さにビックリこんな近くでみるんですか?にや~っと笑いながらも「えっと…あの…ごめんなさーいっ」となぜか謝りたくなる(笑)。なんだか、神保さんのご自宅に勝手に入り込んで見ている感じがするんだもの。
ダンナくんと確保した席はドラムセットまで約1m。神保さんもまだいないのにドラムセットが異様なオーラを出していて緊張します(汗)。ご本人が来る前なら写真撮影OKという事で、傍まで行ってちょこっと写真に収めてきました。っていうか、よく考えたら私の人生でこんな傍でドラムセットを見る機会はもう無いかもしれないので、いろんなところをじっくりと観察してまいりました。いや、相変わらずドラムのことは良くワカランのですが( ̄∇ ̄*)ゞマシン好きはたくさんの金属パイプとかがボルトなんかで接続されているとワクワクするのですよ(あほ)。
↓私の座っていた位置からはこんな感じに見えます。
近すぎて全部入りきらない(笑)
別の角度からだとこんな感じ。今回は後ろにもお客さんが居ます。
さて。登場したご本人はまた若返りました(笑)。この人は見る度に若くなるんですけど、なぜですか?
始まったのはEW&Fメドレー。鳩が豆鉄砲状態のワタクシです(^-^; なんじゃコリャ。そんな私を置いて走り出したら止まらない神保彰。続いてロックメドレー。ツェッペリンやクイーン、クリームなんかがどんどん出てくる。じーっと見ていた私ですが、おかしいな、なんだか笑えてきたぞ?と思っていると、横で吹きだすダンナくん。これ、笑うトコだよね?って感じで顔を見合わせてにや~っとするオイラたち。でも他の方たちはただただ「あぁ凄いよ、神保さん…」と食い入るように見つめてる。ウチラがおかしいのかい?
マイクを持って話し始めた神保さんは軽~い(笑)。1人でも結構喋れるんだねー。知らなかったなぁ。つい4日ほど前に発売になったばかりのアルバムからも1人で出来る様にアレンジして披露。怒濤の1部でした。
2部最初はなんとエリック・サティ「ジムノペディ」。続いて「歓喜の歌」、惑星から「木星」など、そんなのドラムでやるんですか?みたいなのが次々出てきて、クラシックの締めはボレロ(笑)。もうおかしくて仕方ないんですけど、笑いを堪えてるのはダンナくんと私だけなんだよね、なじぇ?そしてスパイメドレーで、007とミッション・インポッシブル。
あのぉ~それ、システム組んでるのはよく理解出来るんですが、叩く順番や位置(黒いパッドの面の部分と右の縁、左の縁では全て違う音が出る)は楽譜無しに完璧に把握してるんですよね…ありえませんよ、何曲やってると思ってるんですか?そして足ですよ、その足!右足で踏んでいるそのキックのペダルは、普通そんなに早く動かせるものなんですか?足なのに残像が見えますよ?それと同時に左足でハイハットともう一つポコポコ音が出るペダルを超高速で完璧に踏み分けているんですけど、この人、人間ですか?
そんな光景をじーっと見てると「凄い」という感想は通り越して、だんだん思考がおかしな方向に向うんですよ。(ホントにくだらない発想なんです、神保さんファンの方ごめんなさい)
基本涼しい顔して叩くけど動きが激しくなるに連れてもの凄い笑顔になるんですよ。…この人はもしやM?と思ったんですが(笑)ふと、全く逆の発想も浮かんでくる。この全てのモノを征服している感覚が好きなSか?とか、MCが終わる度にスツールに貼り付けたジャックにヘッドホンを接続するのですが、私の中で既に人ではなくなっている神保さん。接続するとスイッチが入って凄まじいドラムを叩くロボットの様で(笑)きっと明和電機の新作に違いない(爆)などと思い始めたり。
凄いモノを目の当たりにして、私の頭は壊れましただーあーあーあー。
本編の最後は昨年のヒット映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のテーマ。
あぁ~おかしい、この人はおかしい。きっとドラマーというカテゴリーには居ないんだな。ドラムを叩く為にドラムセットを背負って生れてきたのだろうが、明らかに別の次元で音楽を奏でている。あぁ、変な人(笑)。最後の最後、大ラスでスティックが吹っ飛んで、照れ笑いしつつ締める(かわゆい・笑)。
妙にキッチリとしたテンポで拍手をする観客に応え、アンコール。「一番盛り上がるところでスティック飛ばすなんてプロにあるまじき行為ですね(笑)あんなのボクも初めてです貴重です」と苦笑いの神保さん。最後はオリジナル(前作のアルバムから)と、ガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルーでした。
何となく、サインとかはいいかななんて気がして、早々とお店を出たら階段を下りた所で着替えた神保さんに遭遇。向こうから「ありがとうございました」なんて言われて、面食らってしまったのですが、聴いていた間に持った感想が上記の様なアホなものばかりだったので、下手に喋ると「究極のMの気分なのですか?」などとヒジョーに失礼な質問をしそうだったので、「あっあっ…あの…たっ楽しかったです」なんてぎこちなく感想を述べ、そそくさとお店を後にしました( ̄∇ ̄) あぁ~あほ丸出しです。
凄いモノを見たのは間違いないのですが、私にとっては『超一流の冗談を引っさげ全国を行脚する変な人、神保彰』でした。
あぁ~楽しかった