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今日はひっさびさの竹ちゃん。
上野駅で待ち合わせたまみに、会うなり「あー竹だからって薄化粧~(-"-;)」と見事に突っ込まれました。
バレたか(爆)昨日の方がもっとちゃんとしてたかも( ̄∇ ̄*)ゞ
まーまーそれは置いといて。
東京文化会館。クラシック用ホールとして建てられていて、今日も大ホールではオペラをやっていたらしい。設計は前川國男。あの巨匠ル・コルビュジェの弟子だった人ですね。ですから、彼が造ったものには随所にコルビュジェの香りがします。もちろん、この東京文化会館も、あ~コルビュジェの弟子らしいコンクリートの仕上がりだな、と思うんですよねー。
あ~そうだ、別に建物見学に来た訳ではないのだ(笑)
では、ライブのお話を。
ステージを(例によって・笑)ちあきん側から見るポジション。一段高いちょっと後ろめの席ではありましたが、竹ちゃんがビミョーにこっち寄りに構えていたので結果的に良かったかな。それに前の席が数人分ぽっかり空いていて(終わるまで誰も座らなかったなー)、ステージは足元までキレイに見えたしね。
セットリストは↓です。曲名は書かないのでこれ見てね<(_ _)>
照明が落ちてステージに現れた2人のシルエット。
1人はもちろん竹ちゃん。ギターを抱えてポロポロと音を出しているその横に同じ様に椅子に腰掛けた男性。じーっと見てるんだけど暗くて誰かわかんない。その人の抱えた楽器から出た音はベースの音。あら?もしや・・・。ステージにライトがあたって、やっと分かったよ、下野くん(笑)。この2人で2曲。隣のまみがこそっと耳打ち。「ギターがねちっこいから今日の竹は調子が良いはず」あはは。さすが、世界一のことは何でもわかるのねー(笑)。確かに、歌い始めたら、ココ最近では一番と言ってもいいんじゃないかな?すんごく声の伸びがいい。深みもある。いいねぇ、期待できるね今日のステージ。そんな事を思っていたら、まみがまた耳打ちしてきた一言がおかしくておかしくて、いつもよりもシーンと静まり返った会場で1人必死に笑いを堪えていたのでした。それから下野くんが引っ込むまで、彼の姿と音に耳を傾けることは極力避けていました(^^ゞマジメに聴いてたら爆笑しそうだったんだもーん(その一言は
発言なのでナイショ・笑)。あのね・・・下野くんファンの方がいらしたらごめんなさいね。ここしばらく、井上陽水の「Blue Selection」ばかり聴いていた私。これベースは全曲美久月さんなのですが、その音が耳にずっと付いていて、ど~ももの足(この位にしておきます・苦笑)。関係ないけど、この陽水のアルバムのね、『嘘つきダイヤモンド』のコジコジ、オススメですよー。
3曲目はピアノ一つでしっとりと。
この会場でポップスは竹ちゃんが始めてなんだそうです。
「今日は『音楽の匠』というね、イベントですけれども、『匠』といえばビフォーアフターの『どうしたんでしょう!』みたいなね(竹ちゃん・・・『何という事でしょう』だから・爆)、えー、そんなトクベツなイベントで何をやろうかさんざん考えたんだけれど、自分ひとりではとても『匠』には程遠いので(笑)素晴らしい方たちにサポートをお願いしました。」
と、登場したのは木戸泰弘さん、比山清さん、ふっちー(激痩せしてた気がするんですが気のせいですか?)、有坂美香ちゃん。美香ちゃんと言えば、TVで耳にしたザバダックの吉良さん作曲の「月迷風影」。はじめは「うわーっ、もろザバ♪」と思って聴いた曲なんですが、美香ちゃんの声が凄く良くて、よーく覚えていたんですよ。最近では竹ちゃんとの絡みも多いですけどね。その彼女の声を生で聴けるのは嬉しい。
ここからラストまでアカペラ。
歌い始めたらねー、凄かったです。5人の声に鳥肌が立ちました。ホールの良さもあるんでしょうけれどね、竹ちゃんの声が凄く引き立つんですよ。アレンジもカッコイイ。さすがフッチー♪今日はMCもかなーり少なめでテンポ良く進んで、本編ラスト。「美香ちゃんが素晴らしいアレンジをしてくれました。余市のCMではちょっとしか流れていませんけれども、今日は6番までやりましょう。」と紹介した『Amazing grace』。
これはホントに凄かった・・・。
声が出た瞬間から会場中身動きが取れないくらいの圧倒的なパワー。人の声ってスゴイ。自分の全身から何かが一気に流れ出て、代わりに凄く綺麗なエネルギーが流れくる感じ。何だかデトックス?(笑)CMで流れてんのがたったアレだけってのが勿体無いくらいだし、美香ちゃんの歌う迫力の、圧巻の5番も早くみんなにも聞いて欲しいなー。
それとね、この小ホールのデザイン、フランスにあるコルビュジェが設計した「ロンシャンの教会」にとてもよく似ているんです。有機的な印象を与える壁のコンクリートの打ち方、重く垂れ下がる天井、その重さを解消するように、壁と天井との間にスリットが入れてあって、そこから漏れてくる間接照明の明かり(ロンシャンの教会はガラスがはまっていて自然光が入る)。前川氏の師匠コルビュジェに対するリスペクトの表れかな。学生の頃、研修旅行で訪れたロンシャンの教会。足を踏み入れた時のあの空気が一気に甦ってきて、それに5人の歌声が混ざって、何とも言い表しようのない感動を味わいました。
うわ~っと思っている間に本編終了。
MC短いと早いねー(笑)まだ1時間ちょっとだよ。
拍手に迎えられて出てきた竹ちゃんはピアノの前に座って、アンコール。2曲目の「Try and Try agein」も竹ちゃんがピアノ1台でやったんですが、私とまみの耳にはルネのステージの音が甦っていて(笑)、私に至ってはちあきんのコーラスがばっちり聞こえる(爆)。壊れてるなー私(^^ゞ
ホントに調子が良かった竹ちゃん。拍手に送られて満足そうに帰っていきました。
が。
一向に帰らないんですよ、お客さん(笑)。会場も明るくなってドアも開けられてアナウンスも流れてて。
それでも鳴り止まない拍手に、再び登場の竹ちゃん。「もうねー曲がないんですよー(^^ゞ」と困り顔でしたが、1度袖に声を掛けて、「スタッフ少ないからね(^^)」と言いながら譜面台やマイクを自分で片付けながら「もう一度『Amazing grace』を聴いてください」と4人を呼び込みました。マイクを全部下に向けちゃって、『後ろの方聞こえますか~』と声を掛けて、マイクなしで始まった『Amazing grace』。これは先程のよりも凄かった。聴いたばかりで感動が薄れてもおかしくないのに、2回目のマイク無しの方が圧倒的に良かった。それは会場全員、同じ様に感じていたみたいで、歌い終わった瞬間全員がスタンディングオベーション。きっと立とうと思って立ったんじゃ無いと思います。体が勝手に動いた、というような反応の仕方で、ステージの5人もちょっとびっくりしていました。
今日一番の拍手を浴びて、ガッツポーズのまま袖に消えていった竹ちゃんの背中はとっても嬉しそうでした(*^^*)
近頃、竹離れの激しかった私ですが、
改めてこの人は凄いボーカリストなんだと認識した素晴らしいステージでした。