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でも、今日は早くから行かないと激混みが予想される国立新美術館に行く日。足の疲れと寝不足を引きづりながら出発しました。池袋の地下鉄ホームでハプニングに巻き込まれながら(超ビックリでございました)到着した美術館。
予想通り、開館したばかりのこの時間は人が少なくて、建物見学にはもってこいだわ。
企画展は昨日に引き続き、ピカソ展です。
(帰りがけに撮ったので、チケットカウンターには行列が…)
国立新美術館。
皆さんもご存じの故 黒川紀章の作品です。
3次元曲面を描く独特なファサードに、黒川紀章だ、とすぐにわかる円錐状の風除室。開館当初話題だった傘立ては評判通りカッコいい。建物全体が日の光を浴びて、キラキラと輝いていて綺麗。
こちらは乃木坂駅から直結の入り口。
風除室の中。
逆光気味ですが

この逆さまの円錐の上にカフェがあります。
さてさて。
肝心のピカソ展ですが。
昨日見たばかりなので、サントリー側に展示されていた作品の記憶も新しいので、こちらに展示されている作品と重ね合わせることも、比較も、楽しかったです。
で、私とりゅかの見解としては、「この人、3次元の表現の方が凄くないか?」でした。
自分のアトリエなどで撮られた写真(撮影しているのは本人ではないが)の一部に驚くほどバランスよく映りこむピカソ自身がいて、構成ももちろん考えられて撮影されたものでしょうけど、その出来がホントに凄い。
それと彫刻。彫刻自体を見てしまうと、頭には (・・?) (;・・)? マークばかりが浮かんでしまうのだけれど、観るべきところはそれでなく、その先の影。鳥肌が立つほどの感動を覚えます。
ピカソと言うと、どうも理解不能な印象の絵ばかりが目につきますが、そんな絵の目に見える部分の更に先には、彫刻の様な感動が待っているんでしょう。残念ながら、私はそこまでの観賞力を持ち合わせておりませんけど

それと、彼が描いた愛する人たちの絵は、とても繊細で温かみがあって愛に溢れていて、とてもとても美しかったです。彼が自分と向き合う程に難解になる画風とは対局にあるのも、とても印象的です。
難解で「えーと、タイトルに裸婦ってありましたけど・・・人はどこ?」的な絵も、繊細な絵も、どれを取っても色のバランスが絶妙で美しいんですねー。あまり意識したことがなかったんだけれど、その巧さにも感動でした。
いったい生涯どれだけの絵を描いたんだろう…と思うほどの膨大な展示数。
彼の人生は3倍くらいないと、きっと足りなかったんでしょうねぇ。
(中には四コマ漫画的ストーリーを持った簡単スケッチがあって、お茶目な面が見えて可愛かったですよ)
近頃気になる展示自体のデザインですけれども、国立新は展示方法がシンプルでカッコ良かったです。分類の仕方とか、解説のボードとか、スクリーンとか、すっと入り込める空間でした。展示自体にストーリー性もあったしね。サントリーは…んー私の好みではなかったかなぁ。。。良いか悪いかは別として。
ピカソ展のお話はここまで。
続きは後日UPです。
夕方、お家の用事を済ませた後にに乗ってやってきた地元友のりゅかと合流。
楽しい連休の始まりです。
去年来た時にスケジュールの都合で行き損ねた美術館建物見学が今回のメイン。ホントのりゅかの上京目的は試験なんだけど、うちらの予定は「観る」と「食べる」でいっぱいじゃん(笑)
で、まず。
土曜は夜8時までやっている東京ミッドタウンのサントリー美術館へ。
10月からちょうど国立新美術館との2館連動企画でピカソ展をやっています。「誰?」って思うような展覧会を見に行くよりもどーせ行くなら有名どころを見られたらいいじゃーん。
ビルの3・4階を使っている美術館。中に入ってしまうと建物の写真は撮れないのが残念ですが、とてもきれいな空間でした。売りは3点支持のS造の階段。すっきりしたラインと壁面の木製ルーバーが照明に映えて美しいですねぇ。照明の効果がよく分かって、この時間に来てよかったねー。
そして何より、人がとっても少なくてゆったりと見られたのが良かったです。
階段の構造や可動式ルーバーの詳細、椅子など展示物以外のモノばかりじっくり見てるへんな二人組でしたけども
その後、下の階にある虎屋さんで夕食がわりのお汁粉を頂きました。
(朝方、食べ物の回帰本能に負けて胃が空っぽになった私には一食目・苦笑)
お腹に優しくて、ひじょーにおいちかったです
アネット・メサジェ「聖と俗の使者たち」@森美術館
7月に恩師に招待券をもらっていて、いつ行こうかなぁと思っていたのですが、
今日のの予定が来月に移動して時間が出来たので
いつもよりも少し早めの時間に出かけました。
普段は夕方に着いて見ているうちに夜、
なんてのが多いのですが今日はまだお昼。
いつも土日は殺人的に混んでいる森美術館。
空いているところなんて、まず見たことが無いのですが、
今日は想像よりも人が少ない
やっぱり夜景狙ってくる人が多いんだわよねぇ~。
でも展示をのんびり見るならこの時間ですね。
私が帰る頃(16時半過ぎ)には、3階の受付カウンターも
そこに至る通路となるミュージアムコーンも、
もの凄い行列が出来ていましたけどね
さて。
現代美術なんてまるで勉強したことが無いので
何をどう見るべきなのか、なんてことは残念ながらさーーーっぱり分からないので
食わず嫌いをしていたジャンルですが
メサジェのは意外と入り込みやすい作品だなぁ、という印象でした。
彼女の作品は↑のリンクから入ってもらうと分かるのですが、
ぬいぐるみを使ったのや、毛糸のセーターや帽子を
剥製に着せたものが多いのですが、
人、特に女性の持つ可愛らしさや優しさの
その裏側にある残酷さが形になって現れていて、
展示を見ながら怖さや、静かだけれど大きなエネルギー、
不安になるほどの危うさ、そんな感じがずっとしていて
見ている間中心拍数が上がったままでした。
動く展示がいくつかあるのですが、
その滑車のキュイキュイキュイと鳴るのが
怖さを助長しているのが印象的でした。
展示の一番最後に、メイキングVTRが流れている部屋がありましたが、
この手の展示は私が普段行くような古美術や建築展と違って
部屋全体が作品になっているのですから、その都度作家さんが現地を訪れて
自分で展示をするんですね。もちろん、展示の流れや見せ方なんかはもっと
遥か前から打ち合わせをしているわけですが、
壁に直接書いたり、最終的なレイアウトをチェックするのはほとんどが作家本人。
先日の日本美術の時も思ったことは、他の展示にも共通するんだってことに
今頃気が付いたりして。
毛嫌いしていた現代美術だって、
ナマモノであることには何の変わりも無いんですねー。
この企画展、子供たちの方が上手に楽しんでいる印象でした。
ま、ぬいぐるみに反応しているだけなワケだけれども、
近くにいた子供の声を聞いたりすると、
「わー、君にはそんなふうに見えているのかぁ~、新鮮。」
と思うことが多くて、そんなところも楽しかったですね。
こういう子供たちを見ると、
観せるお仕事ってのもステキな仕事だわね、って思います。
本日の東京。
やっぱり東京タワーって鳥居っぽくて日本的で好き。
そういえば、昨日の深夜、もう寝ようと思っていた頃に
テレビに映る小曽根さんとSALTを発見。
途中からですが、慌てて録画。
英語を話すSALTを初めて見ましたよー。新鮮でした(笑)
先日会えなかった当時の担任のセンセにご挨拶。もう5年ぶりくらいかしら?今のジムショを紹介してもらったり、他にもいろいろお世話になってるのにすっかりご無沙汰してしまったわ(汗)。
在学中私のファンだった別のクラスの先生(笑)もいらしたので、3人で1時間半も喋ってきちゃった。その代わり厄介なものを押付けられてしまったのですが(-"-;) 仕方なし。
学校の至る所で懐かしい先生方とすれ違って、その度に「卒業生だよ」と元担任が紹介するのですが、みんな「知ってるって。○○でしょ?久しぶり、変わんないねぇ。」なんて言われて、もう10年近く経つのに、ガッコのセンセの記憶力って凄いわ…と思うのでありました。ま、頭に打ち上げ花火ぶつけて職員会議モノになったから覚えられてんだな(苦笑)
さて。炎天下の上野公園。焦げるかと思ったよ。
これね、見てよかった。面白かったよ。
登場する作家たちは対決スタイルで紹介されています。
運慶と快慶の様に同時期に活躍した者同士、狩野栄徳と長谷川等伯の様に師弟関係にある者同士、また実際関わりが無いものでも、同じ派だったり、同じジャンルでくくられたり。
で、この方法凄く分かりやすかったです。
似てるよねぇなんて思っていても実際何が違うのさ、とか、思想も作風もこんなにも違うのに師弟なのか!とか。ま、その辺りは自分の知識不足なだけなんですが

今日の発見。
運慶と快慶って同じ様な作風だったんだろうと勝手に思い込んでいたんですが、全然違うんじゃん(笑)
尾形乾山が光琳の弟くんだったこと。言われてから「あー同じ苗字…」と気が付くお間抜け加減。
師弟関係にある者の弟子の方は、師匠に反発して別の流れを作っていたりするのだけれど、それでも作品を見比べると、その師匠あってこその作品なのだと言うのが一目瞭然なこと。良い例が円山応挙と長沢芦雪。
一度ちゃんと見たいと思っていた伊藤若冲、やっぱりホンモノは鮮やかでした。鶏のとさかのベロベロ感とか再現力が凄かったぁ…。以前やっていた若冲展を逃した事を後悔

あとねぇ、一番最後にあの横山大観の大きな絵があるのですが、まさか大観で感動するなんて思わなかったわ。もちろん何でもやる凄い芸術家であることは知っているけど、今まであまり興味が湧かなかったのです。なのに、ドンと飾られた「雲中富士図屏風」。どこまでも続く真っ白な雲海の左に悠然とそびえる富士山の堂々とした美しさったら…。何だか気持ちをキュッと掴まれて切なくなってしまいました。何故かはよく分からないけど。
さてさて。これから行こうかななんて思う方。
薬師寺展以上に時間がかかりました、この展示。音声ガイドを借りて周りましたが、平日昼間とは言え混んでます。人の流れに任せて全部をまわったら約3時間かかりました(滝汗)。お茶やご飯は済ませてから行かないと私の様に1日食いっぱぐれますよ

で、相当疲れますからヒールは止めた方がいいかもよぉ。
あとね、展示とは別の隠れ対決やってます(笑)
と言うのは音声ガイダンス。借りたらA4プリントを貰ったのですが、「豪華声優人によるもう一つの対決!」なんて書いてある(笑)。作家毎に声優さんが変わるのですが、真面目に作品を紹介しているのでTV番組でナレーターさんをやっている方がほとんどでした。なので、窪田等さん、小林清志さん、若本規夫さんなどなど大御所さんがお好みな声優ファンな方は借りたら楽しめるんじゃないかしら。今日も若いお嬢さん2人がきゃーきゃー言いながらガイドを楽しんでいましたから(笑)。
私にはナッシュが歌麿を紹介している画が浮かんでしまって笑えましたよ、野沢那智さん(笑)。
興味のある方はどうぞ。
っていうか、ガイドがあった方が、絶対良いです。
お時間の取れる方、この展示おススメします

最近思うのは、美術館とかって行きだすとハマるよねってコト。
学生の頃はほんとによく行っていたんだけど、すっかり足が遠のいてしまっていたんですよ。たまーに解説&タダ飯に釣られて森美術館に遊びに行くくらいで。でも美術館とか博物館って、なにげにライブみたいなもんだなぁ~なんて思うんですよね。ライブほどのナマモノ感は無いにしても、例えば重要文化財などの掛軸とかは一年間に4週間しか展示できないって縛りがある。出来るだけ良い状態で後世に残す為に。展示回数が多ければ文化財に少なからずダメージが出るのだから、今回の展示と次回の展示は実は同じのじゃないってコトだ。そう思うとぐっとナマモノ感が出てきて、今見たい!となってくる。そんな思いに火が付き始めたので、コンスタントに通おうと思います。
まずは来月末、森美術館に(超苦手な・笑)現代アート←私は感想文提出付き(涙)
10月からはサントリー&国立新 両美術館連動企画のピカソ展。
これが終わる頃にはまた森美術館で新たな展示がスタートする。
(多分インド美術のはず)
ライブの予定よりもこちらが増えそうな予感です。
昨日は気分転換したくて髪を切りました。
本当は久しぶりに伸ばす予定だったんだけど、ずくが無いもんで(笑)またバッサリいっちゃいましたよ。気分はスッキリしたので、目的は達成されましたけどもね。
で、今日。
以前、薬師寺展とはしごしようと思っていたのに行き損ねた展覧会。
もう今日しか行ける日がないので行ってきました。
駅からテクテクと向うは東京芸大。SALTの母校ですねー。でも用があるのは音楽棟側じゃなくて美術棟の方。芸大キャンパス内の美術館です。芸大に来るのも、もう10年振りくらいかなぁ。ここの建築の某研究室にちょこっと遊びに行かせてもらっていた事があって、芸大独特の空気に圧倒された覚えがあります。そして何より、廊下ですれ違ったしかめっ面の日比野克彦にびびった覚えが…(笑)。
そんな事を思い出しながら美術館に到着。
さて。今回のバウハウス展。
ナチスによって閉校されるまで14年間という短い間に生み出した手法や思想は、今の建築やいろんなデザインに大きな影響を与えていて、90年経った今も世界中で支持されているのです。
で、まぁ今回この展示を見てなんとなぁく思ったこと。
ナチスに圧力をかけられなかったとしても、ここに集った講師や学生や作品たちのエネルギーがあまりにも強すぎて、結局は短命な学校になっていたかもしれないな、と。
それと、ミースが校長になってアメリカに亡命してこの思想を残そうとした後のデザインは、もうバウハウスのものとは別の路線を歩き出していたんじゃないのかな、という事。写真のポスターにある有名なこの校舎で学べていたその時期だけが、バウハウスが本当にバウハウスであった時代なんだろうな、と。作品を見ているとそんな気がします。
と言うかむしろ、どんな作品よりも、初代校長グロピウスが設計したこの校舎こそが、バウハウスのデザインの最高峰だと感じるんですもの。「全てのデザインは建築に収束する」と言う思想がそのまま形になっているのがこの校舎で(そしてもっと凝縮されているのが、ここの校長室のデザインで)、これができた時点で本当は完成してしまったモノだったのかも…なんて思うのですよねぇ。
そんなコトを感じる展示でした。
それと。
入ってからやっぱり借りたらよかったなぁ…と思った音声ガイダンス。
だってー、谷原章介くんだったんですもの(*/∇\*) でも、声に聞き惚れちゃって作品をちゃんと見るかどうかは分かんなかったけどねぇ( ̄∇ ̄*)ゞ
行ってきました。
久しぶりに上野公園の中を歩きましたが、雨上がりで小さな虫が大量に飛んでいて凄かったー(-"-;) ま、田舎っ子はそんなの気にせず、ずんずん歩いて国立博物館へ。あれだけNHKや民放で特番組んでたら人も多いわよね、入場制限で30分待ち待ってる人の年齢層の幅広い事…。これだけの人が足を運ぶんだもの、まだまだこーゆー文化財をきっちり守っていけるでしょうね、この国は。
なんてコトを考えつつ、入場。
私は使いませんでしたが、イヤホン型音声ガイダンスは市原悦子さんでしたよ、すごいね 家政婦口調で「あら、いやだ」とか言ってたら借りたかも(笑)
国宝といわれる物の展示を今までいくつか見てきてその都度思うことなのだけれど、今回も全ての物が1000年以上前の物なのに、奇跡的な状態の良さで今日まで残っているってコトに改めて感動。今まで歴史に名を残してきた人たちや、その片隅で生きてきた多くの人たち、どれだけの人が同じモノを目にしてきたんだろう…なんて考えると、ホントにすごいなぁと思う。
仏足石などにうぉーと感動しつつ、メインイベントの日光月光菩薩像へ。
まずはちょっと高い位置からの鑑賞。あぁ、やっぱり美しい。あの滑らかな体のラインは惚れ惚れするわ。その神々しい姿にしばしぼけーっと見惚れるワタクシ。
なんだかその場がえらく混んできたので、スロープを下りゆっくりと恐れ多くも(笑)菩薩様の足元へ…。
日光菩薩像。
…すごいエネルギー。鳥肌が立ったわ。何とも言い表せない気持ちで目が潤む。私なんて超いい加減な無宗教者なのに(笑)。圧倒的存在感で全部見透かされてる気がする。ゆっくりと後ろへまわって、初公開のそのお背中はいけーん。うわー、アスリート系だ。綺麗だなぁ…。正面ではうっすら微笑んでいるような穏やかな顔だけれど、360度ぐるりと回るとまわる間にいろんな表情を見せる。下っ腹に揺るぎない真実をどっしりと抱えて。なんてたのもしい姿なんだろう。
お隣、月光菩薩像。
こちらもまた、なんて素敵なんでしょう。肌は滑らかで張りがあってうっすら筋肉のスジが浮いている。リアルだわ。そろりと背後に回る。…色っぽい!日光菩薩とは違って女性的な丸みのある柔らかな腰つきで、悩ましい。菩薩様に対してその表現は正しくないのかもだけど(笑)。凄く惹き付けられる。…ホントに綺麗。
真横から見ると立ち方が微妙に違うのですね。
月光菩薩像は少し前傾気味で腰をひねっていて、日光菩薩は下半身はまっすぐで、上半身をちょっとだけ反らして胸を張っている感じ。この重心の位置の違いは今日初めて知ったわ。日光菩薩が男性っぽいのは、この立ち方のせいもあるのね。
鋳物なのに風が吹いてきたら今にも、まとう布がさらりと動きそうなしなやかさ。こんな複雑で滑らかなもの、一鋳造りにするなんて当時の技術の高さに脱帽。っていうか、今ならこの艶やかな仕上がりって可能なことなのかしら?今でも高度なんじゃないの?よくわかんないけどね。
一緒に展示されていた大般若経なんかにもちょっと感動。
字の美しさもだけど、今私たちがこうして使っている文字がそのままソコに書かれているから読めるんですよね、8世紀の物なのに。んで、こうやってたくさん書き写されてきたモノの末端の、ツルッツルの紙にピコーンとコピーされた延暦寺シール付き(笑)の教本を私が所持していることも歴史ってヤツよねぇ。素晴らしい。
最後に透き通るような肌の小さな国宝、吉祥天像を見て閉館時間間際の博物館を後にしました。
本当は芸大でやっているバウハウス展をハシゴする予定だったのだけれど、薬師寺展をじっくり見すぎて芸大の方が閉館しちゃった(笑)。こちらはまだしばらくやっているので、またの機会に。
そして会場でまたここに来る予定を作っちゃったよ。7月8日から「巨匠たちの日本美術」が始まるんですよねー。歌麿、写楽、伊藤若冲などが拝めます。行かなくちゃ
でさ。
展示に至るまでって、その作品が作られた時から多くのプロの手が何百年も作品を守ってきてるんだよねぇ。もちろん薬師寺からここまで運んできた日通の美術品輸送のスペシャリストたちとかも。生まれ変われるなら、こーゆーモノを守れるプロになってみたいなぁ。。。なんて思った帰り道でした。
本日は

朝8時半にゆかりんが買い換えたばかりの


出来た頃からずっと行きたいと思っていて、お世話になりっぱなしの森美術館の恩師にも「近いんだから行ってきなさい」と言われ続けていた所。
目的は展示ではなく、建物見学。なのでちょっと建物の説明を。
いかにも彼ららしい、白を貴重とした軽やかな構造美。写真に見える細い丸柱が妹島作品だぞ、ってのを主張している。街のどこからでもアプローチ可能な様に、正面と裏の区別がない円形が採用されたらしい。外壁はぐるりとガラスで囲まれていて芝生の庭からの光がたくさん入り込んで、白の壁に反射し思ったよりも明るい。内部にもガラス張りの部分が多く開放感があり、常に人の動きと外の空気を感じられる。円形の建物の中を箱で仕切る様に出来ている展示室。平面図がそのまま美術館のマークとなっています。
ここで一番有名なのは水族館気分を味わえるプール(写真参照)。
で、このプールの下から仰ぎ見ると、


それと建築的にも興味深いのはケーブル無しの油圧式エレベーター。
2層目の乗り場部分に白い枠が付いていてそれが箱の下部を挟み込み固定する様です。
ここに群がる人はきっと同業者(笑)。
↓の写真は途中の通路。
ここは日展のチケットを買わないと通れない所なので、これが限界(ケチるなって?笑)。3枚目4枚目の写真の通路入り口がこの景色。
まるで元フィアットの工場のメリディアン リンゴットの様だわ。
ま、アレとは迫力が違うけれどもね。でもとても綺麗。
そんな部屋。
ま、そんな感じで大人も子供もとっても楽しい美術館なのだ。
先にお買い物に向ったあきこたちを追いかけて外に出ると激しい雨

とっても楽しかったけど、次はことわざ通り傘はちゃんと持って出かける事にします。
なので、ゆかりーん。次は平日、人のいない

